小売店様向けの卸販売サイトです。

個人購入で商品をお探しの方は中川政七商店の公式サイトをご覧ください。

2020年秋「大日本市」のイチ推しは?カリスマバイヤー山田遊が選んだ7アイテム


前編はこちらをご覧ください(https://www.dainipponichi.jp/shop/pg/1yamadayupart1/

たとえば、一流シェフが愛用する調理道具や、百戦錬磨のバイヤーが展示会で「これは」と手に取るもの。その道のプロたちはどのようにモノを見て、どこをよいと思うのか。
 
コロナ禍でリアル展示会になかなか足を運べない中、目利きたちの目を借りて今の日本のものづくりを眺めてみようという企画を立ち上げました。
 
今回は、バイイングからショップや地域イベントの監修まで、幅広く活躍するカリスマバイヤー、山田遊さんが登場。大日本市の出展ブランド全38アイテムを事前審査いただきました。
 
山田 遊|バイヤー、キュレーター
 
東京都出身。
南青山のIDÉE SHOPのバイヤーを経て、2007年、method(メソッド)を立ち上げ、フリーランスのバイヤーとして活動を始める。現在、株式会社メソッド代表取締役。
各種コンペティンションの審査員や、教育機関や産地での講演など、多岐に渡り活動を続ける。
これまでの主な仕事に、国立新美術館ミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」、「21_21 DESIGN SIGHT SHOP」、「GOOD DESIGN STORE TOKYO by NOHARA」、「made in ピエール・エルメ」、「燕三条 工場の祭典」などがある。
 
 
 
前編では全アイテムへの個別コメントを大公開。後編はいよいよ、全38点の中から以下の7つの視点で1点ずつ、「これは」と光るアイテムを遊さんがセレクトします。
1)新規性があるか
2)工芸的であるか
3)地域性があるか
4)時代性があるか
5)パッケージが魅力的か
6)売れそう(値ごろ感がいい)
7)個人的にお気に入り
それでは、発表です!
 
山田遊が選ぶ、2020年秋冬の大日本市イチ推しアイテム
1)新規性:ここかしこ「ほとけさま(導、思惟)」
遊さんコメント: 「歳をとっていくと、仏具なんかも少しずつ気になり出してきます。じゃあまず何を迎えようかという時に、こういう『ゆるさ』『かわいさ』というのは大事な気がします。個人的にも結構好きです」

>>商品ページURL(https://www.dainipponichi.jp/shop/g/g4547639608963/
2)工芸性:鍋島虎仙窯「マグカップ」
遊さんコメント: 「今まで世の中にあった青磁のアイテムは、花瓶など、ちょっと買うまでの決断が慎重になるものが多かった。そういう意味でシンプルなマグカップの提案は、新しいアプローチだなと感じます。しかも鍋島という産地の背景もしっかりある。今後も青磁の新しい可能性にチャレンジしていって欲しいです。そのためにもパッケージはもう少し現代的な方が手にとってもらいやすいかな。期待大です」

>>商品ページURL(https://www.dainipponichi.jp/shop/g/g4589803404841/
 
3)地域性:graf「graf×森工芸 rectangle rays tray 藍染め」
遊さんコメント: 「grafさんは徳島に自分たちのブランチを設けて、手間をかけながらしっかり現地のメーカーさんとものを作っている。決して簡単な道じゃありません。はじめは木工に藍染ってどうなんだろうと思っていたけれど、ものをみると、筋の通ったものづくりをしているなと感じます」
→商品ページURL(https://www.dainipponichi.jp/shop/g/g5907/
4)時代性:RIN&CO. 「越前硬漆 刷毛目 深L」
遊さんコメント: 「こういうプレーンなかたちって、焼き物の洋食器ではあるけれど漆器ではなかなか無い。漆の質感がちゃんとありながら、食洗機にもかけられるのもいい。家で食事をする機会が増えている中で今の時代にフィットしそうです。値段感も頑張っていると思います」  
→商品ページURL(https://www.dainipponichi.jp/shop/g/g4547639642837/
5)パッケージ:ひなのや「ポン菓子 伊予柑」
遊さんコメント: 「かわいいだけでなく、前作の良さを引き継いでパッケージをリニューアルしてるのがいいと思います。味も愛媛の地域性を生かしながら、どんな味だろうと期待させるセレクト。しっかりおいしい分、満足度も高いですね」
→商品ページURL(https://www.dainipponichi.jp/shop/g/g2101//)
6)売れそう(値ごろ感がいい):畑で採れたピーナッツの蜜煮 75g(25g 3個入)
遊さんコメント: 「懐かしさのあるアイテムを、手に取りやすいサイズとしずる感のあるパッケージでまとめていて味もおいしい。これで1000円を切るという値段設定もいいですね。ピーナッツという素材を、ピーナッツバター以外で提案しているのもいいと思います」  
→商品ページURL(https://www.dainipponichi.jp/shop/g/g1501//
7)個人的にお気に入り:TOUN.「3」
遊さんコメント:
「個人的に欲しいですね。革靴屋の作るスニーカーという、ありそうでない感じが面白いのに加えて、山野英之さんデザインの靴というのも期待が増します (*) 。絶妙な色のトーンはさすがです」
→商品ページURL(https://www.dainipponichi.jp/shop/g/g6001//

*グラフィックデザイナーの山野さんは「Nike By You」のデザイン画をオーダーメイドする「YAMANOMAX」というSNS企画を立ち上げ話題となった。製作したデザイン画は190点。
 
こうして各視点で選抜された6点。中でも1番を挙げるなら、と伺うと、「絶対これだと思う」と手にとったのが・・・
 
 
山田遊のイチ推し。鍋島虎仙窯「マグカップ」
「青磁の工芸品ってご年配向けや高級品のイメージだけど、その中で頑張って、新しいチャレンジをしていると思います。今までの虎仙窯さんのアイテムの中でも、これはシンプルに『欲しくなるもの』に仕上がっている。
「このチャレンジを続けて、今までの青磁にあった装飾的なものがもう少し落ち着いてくると、より面白いシリーズになってくると思う。値段も頑張っていると思いますし、容量もちょうどいいです。今後も楽しみですね」
審査を終えて:お店にも作り手にも、今こそ必要な「チャレンジ」
「今、中止になる展示会が多くて僕自身、ものを見る機会が失われていたので、新作中心にこうして一同に見れるとやっぱり楽しいですね」
「小売店はみんな売り上げが大変な中ですが、かといって仕入れを止めるわけにはいかない。苦しい時だからこそ、新しいものもキャッチしてチャレンジをしていかなきゃならない。これはお店も、作る側も一緒だと思います」
 
「そういう中で、全国のメーカーさんの新商品が集結するというのはすごくいい機会。実際の展示会だと、意外とブースを回ってもブランド全体で印象を捉えることが多かったりするので、いろいろなブランドの推しアイテムを一度に見せてもらえるのは、バイヤーとしてもありがたいです。今は展示会が少ない分、訪れるバイヤーも本気度が高いと思いますよ」