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okaeri

BAGWORKS
BAGWORKS

okaeri

産地:熊本県

商材:竹のお箸

お箸の原点回帰

竹のお箸を、もういちど日本の食卓へ

日本のお箸の原点回帰をめざして

箸という漢字の部首は竹かんむり。日本のお箸の歴史は竹からはじまりました。日本では、「残さず、美しい所作で食べること」が、命をいただくことへの感謝を表します。軽くてしなやかな竹のお箸は、そんな日本人の食事には欠かせない道具でした。しかしそんな箸文化が変わりつつあります。「もっと安く、もっと大量に」を追い求めた結果、安い海外の木材やプラスチックでできたお箸が主流になってしまいました。「本当の日本のお箸」は、食卓から姿を消しつつあります。それだけではありません。お箸の原材料として竹を使わなくなったことで、竹を切る人たちが減り、日本の山は荒れ果てています。生長の早い竹は、サスティナブルな資源として世界中で注目されているというのに。「竹のお箸を、もういちど日本の食卓へ」そうすれば、日本の箸文化を未来に繋ぎ、日本人と自然との共生を取り戻すことができる。そう信じて「okaeri」を作りました。

竹のお箸に「おかえり」

お箸の原点に、もう一度帰ってきてほしい。そんな思いを込めて、「okaeri」と名付けました。かつて日本の家庭や食堂で多く使われていた、簡素な竹のお箸をリメイクし、どこか懐かしいお箸を作りました。形状は、持ち手を丸く、指を添える重心部分から箸先にかけて細く四角に仕上げているため、様々な所作を力まずに行うことができます。 また、「おかえり」は食卓に飛び交う家族の言葉。そんな何気ない言葉のように、いつものくらしにそっと寄り添う道具でありたい。だからこそ、小さいお子様から手の大きい男性まで、家族みんなで一緒に使えるサイズバリエーションを作りました。「竹取物語」をモチーフにしたパッケージは、出産祝いや結婚祝いといった人生の節目のプレゼントにも最適です。リリース後は、新規取引が80件以上増加し、20件以上のメディアに掲載されました。竹のお箸の認知度は向上し、竹の値段や使用量も徐々に上がってきています。

「正しい」お箸づくりを、これからもずっと。

お箸は日本の伝統文化。外国人観光客が選ぶ、お土産の定番でもあります。しかしながら、お箸のほとんどは輸入木材から作られています。お箸の原材料となる竹が、日本に大量に余っているというのに。最終加工さえ日本で行えば「Made in Japanのお箸」になってしまう。それが「日本の文化」として、世界に発信されてしまう。このような現状に、ずっと疑問を抱いていました。「サスティナブル」や「エシカル」という言葉が叫ばれる昨今。「いいもの」を作るだけではなく、その生産背景の「正しさ」も求められています。今こそ、お箸の「正しさ」にしっかりと向き合っていきたい。そんな私達の答えが「okaeri」です。「okaeri」のパッケージの天面にある「赤い2つの丸」は、インフィニティ(無限)を表しています。「これからもずっと、日本で持続可能な竹のお箸づくりを続けていく」このインフィニティは、わたしたちの決意表明です。